ヴィオラが抱える問題について

 

基本的にこういったブログは、シーズン終了時の感想と新しくシーズンが始まる際に、少しでもヴィオラを応援してくれる人が増えたら嬉しいなと選手紹介などを兼ねたものくらいしか更新しません。

ただ、今回は例外でやります。今まで自チームの選手を褒めたものしか更新しませんでしたが、今回は逆です。選手というよりはチームへの疑問、不満についてです。事態はかなり深刻だと思っています。

今回、大きく2つにわけて書いていこうと思っています。

 

 

※これから述べることについて、「こいつ何いってんだ?」と思うヴィオラサポの方いらっしゃると思います。そういう場合、ここは違うんじゃないか?こういった狙いがあったのではないか?という意見をコメント欄などに書いていただけると本当に嬉しいです。たくさんの方の意見を聞きたいと思っていますし、僕自身も色々勉強したいと思っているからです。

 

 

 

 

モンテッラの選手起用、交代策について

 

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これが直近のヴェローナ戦のスタートメンバーです。

3-5-2というフォーメーションに関してはまあだろうなという感じです、4-3-3やるよりはよほどマシだと思っているのでこれはいいです。問題は選手の選抜と交代枠の使い方。前半開始早々にペッセッラが負傷交代してしまったこと、カストロヴィッリやプルガルの欠場などには同情します、ただそれ以外はもう始まる段階から不安でしかありませんでした。

 

具体的にまずは、中盤の選抜。この中盤の面子でなにをしたかったのか?

クリストフォロになにを期待してたのか?

クリストフォロはこのチームのなかでは比較的長く在籍しているほうですが、彼が今までゴールを決めたことや惜しいシュートを放った記憶は全くありません。じゃあ彼の強みは推進力や、想像性のあるプレーなのか?

いいえ、ちがいます。彼の強みはシンプルな中盤の底でのボールの捌きで、小さい体でスライディングなどでボールを刈り取る典型的なDMFです。

そんな彼にゴール前でどんなプレーを要望していたのか?まぐれですごいシュート打ってくれるのではないかと期待してたのか?

 

いやいや、まてよ。そういえば試合中にクリストフォロはかなり低い位置まで落ちてきていたぞ、もしかしたら元々DMF起用だったのかもしれない…

じゃあなぜバデリを起用した⁇⁇⁇

なんで足の遅いバデリが右サイドで体張って、ボールを進ませようとしてたんだ?できるわけないだろ!最近コンディションがあまりよくない上にこんな位置でやらされてなにができてた?なにもできてないんだよ!

 

もしかしてあれか?バデリとクリストフォロの底2枚での起用だったのか……?

じゃあなんで最後の一枚をベナッシにしたんだよ!

ベナッシは独力で状況を変えていく選手じゃないだろ!サポートを受けて裏に抜け出してやっと活きる選手だろ?リベリに預けるくらいしかできてなかったじゃないか!で、リベリもだしどころがなくて

最後の方はブラホにしか前線の選手にボールを預けていなかった。しまいにはドリブル中のベナッシからボールを奪ってまでリベリひとりでなんとかしようとするしまつ…これがモンテッラのやりたかったことなのか?

 

誰かこの中でシュートを枠に飛ばしたやつがいたか?リベリに預けたあとただ中央に陣取らずに、少しでもDFを錯乱させようと動いてたやつはいたか?

いなかったんだよ、しようともしてなかった。結局だせる場所がないリベリはどうすることもできずにボールをロスト、中途半端に上がっていた中盤はカウンターに追いつけず再三ピンチに。ひどすぎるだろ。まだエジミウソンの無理矢理エジ砲のほうが、自分でなんとかしようって気持ちが伝わってきたわ。

 

じゃあどうしてほしかったか。他のヴィオラサポさんも納得してくださると思いますが、ズルコフスキを使ってくれよ…前線で今の中盤3人がゴタゴタしてなにもできずにいる中で、1人でも中距離からのシュート打てるやつがいたらそれだけでもだいぶちがっただろ…推進力もあり、90分間走りきれる走力もある。戦術が全く機能してないなら、個の力が優れている選手をいれるべきではないのか?

 

仮に、ズルコフスキのコンディションが僕たちの想像以上にひどかったとしよう。それでも、まだ選択肢はいくらでもあったはずだ。例えば、ボアテング。リベリが必要以上に下がって敵のDFを背負って孤軍奮闘していたが、そのタスクはボアテングの強みだったろうが。前にもそこそこ運べるし、シュート力も申し分ない。2トップという形では機能しないためここでCMF起用をする考えに至らなかったのか。

また、ソッティルも試そうとは思ってなかったのか?WGが本職だが、以前途中からでて中央よりでプレーをしたが、悪くなかった。モンティエルほどではないが足元の技術もあり、機動力もあるのでいいオプションにはなっていたと思う。

 

試合が終わってからこういった事をいうのはずるいと自分でも思うが、間違いなくクリストフォロとバデリの同時起用はベストとは言えなかった。しかも試合中に修正しようという意図も全く感じられなかった。モンテッラが限界だと思う要因のひとつだ。

 

 

 

交代策についても疑問を抱く。ヴェローナ戦は3枚交代カードを使い切った。まずは前半早々に負傷したペッセッラ→チェッケリーニ。これは彼かラニエリの二択なのでまあ理解できる。問題は残りだ。

 

次の交代はヴェヌーティ→リロラ。これはよかったのか?たしかにヴェヌーティは何度も同じような形で相手に抜かれ、ピンチを作ってしまっていた。

ただ、これは中盤が中途半端なところでボールを奪われてヴェヌーティが前がかりになったところを

狙われてのパターンが多かった。前半時点で中盤が全く機能してなかったのは明らかで、そこをテコ入れするのがまずやるべき事だったのではないか?

ちなみに失点シーンはリロラの帰陣が間に合わず、

ほぼキーパーと一対一の状況だった。まあこれは

ヴェヌーティだったら失点してなかったかどうかは

わからない。

 

失点後、最後の交代選手がユニフォームに着替えて、ピッチ脇に現れた。ゲザルだ。「お、ゲザルか。これはいいんじゃないか?リベリとブラホはこの調子だと残しそうだし、やはりクリストフォロかバデリ変えてゲザルをCMFにするのかな?そうそうそれを早く見たかったんだよ!」

 

ベナッシ→ゲザル

 

 

はあ⁇⁇⁇⁇⁇⁇⁇⁇⁇⁇⁇⁇⁇⁇⁇⁇⁇⁇

こっち失点して負けてるんだよ?得点ほしいんだよ?なんで中盤で1番得点期待できる選手を外したの?もはやどこにいるのかわからん生存が確認できなかったクリストフォロと変えろよ!!!

 

結局そのまま特になにも起こらず試合は終了した。

いや、もしかしたらあったかもしれない。ただもう観るのが苦痛になったので途中から観るのをやめた。今回は直近の試合の交代策を例にあげたが今までの交代もほぼほぼなぜここでその選手を?というものばかりだった。それで、なにかしら状況が好転するならこっちもなにも言わない、ただ全くそうではないのだ。

僕が1番ブチギレたのはアタランタ戦のブラホ、ボアテングのツートップ交代策。2-0でこちらがリードしている状況で、後半32分、ブラホを投入しボアテングとの2トップが完成した。そこから試合終了までの出来事はヴィオラサポにとってはトラウマものだったろう。そこから支配率はアタランタが90%だったといっても過言ではないほど、殴られまくった。あっという間に失点を重ね、気づけば同点。VARで得点が消されなければ、3-2で逆転負けしていた。

なんでこんなことになったのか。理由はこのツートップが全く機能しなかったからだ。この後DF陣が明らかにロングボールを多用したことから、おそらくモンテッラはツートップに収めてもらい、時間をかせぎたかったのだろう。いやいやまてよ。うちのツートップがジェコみたいになんでもかんでも簡単に収められると思ってたのか?たとえ片方が収められたとして、そのボールはどこに逃すんだ?ツートップどちらも足速くないぞ?

結果、そもそもまず収まらず、前からのプレッシャーが全く活きないまま試合は終わった。

当時、ブラホがピッチ脇に現れたとき、僕は「いやここでブラホの投入はちがうんじゃないか?」とツイートした。他のヴィオラサポの方も誰か同じようなことを呟いてたと思う。なにが言いたいかというと僕らみたいなプロでもなんでもない素人ですら

機能しないことが明らかにわかる交代策を、プロの年俸数億円もらってる監督が実施したということ。

それで負けに等しい引き分けになったのだからたまったものではない。

モンテッラがなぜこのタイミングでその選手をいれたのかわかるドキュメンタリーみたいなの出してほしいな、有料でも全然買いますよ。

これがモンテッラが限界だと思う理由その2。

 

 

 

 

 

モンテッラは続投すべきか。

 

以前モンテッラを続投させるか、スパレッティを就任させるかといったアンケートをとりました。

投票してくださったみなさんありがとうございました。

ちなみに結果は

モンテッラ続投35%   スパレッティ就任65%という

結果でした。まあ妥当な結果かなといった感じです

。ただ、僕はモンテッラ続投派でした。しかしこれはスパレッティに就任してほしくないのではなく、解任させる際の違約金を払いたくないというなんともケチな理由からでした(今季は選手の獲得にそこそこお金を使っているのもあって)。モンテッラは1年半契約でしたので今シーズン終了時に契約は終わります。なので今シーズンはモンテッラでなんとか乗り切って、契約が切れたらスパレッティを呼びたいなと思ってました。

 

ただ、その考えは変わりました。可能な限りはやく

モンテッラを解任させるべきです。崩壊しまくっていたヴィオラの監督を昨シーズン途中から引き受けてくれ、3-5-2というシステムを見出しヴィオラの不名誉な未勝利記録を終わらせてくれて感謝しかありません。ただ、もう限界が近づいています。直近6試合でわずか1勝、格上ばかりとの試合ではありませんほとんどが同等かそれ以下の相手でした。

 

システムに関して少しだけ言わせてもらうと、この3-5-2はリベリがいないと機能してるとはいえない出来になってしまいます。36歳の彼に依存しまくっているのです。彼が低い位置でボールを受けて展開するといったことをしないと、ダウベルトの良さは消え、カストロビッリは相手の厳しいマンマークを受けまくり、キエーザは1人でなんとかしようという悪い癖がでてしまいます。まだシーズンは半分も終わっていません、なのにいつ怪我するかわからない高齢プレイヤー頼りのサッカーしかできないチームに

果たして未来はあるのでしょうか?

ここで、リベリがいないときでも戦えるチームを作り上げるのが監督の役目です。ただ、それはできていません。唯一勝てたのは同じくチーム状況がよくないサッスオーロ 選手だけでした。

リベリのいない3-5-2は変わりにブラホをぶちこみます。じゃあその場合、今度はキエーザがリベリのように下がってきてチームを助けるのでしょうか?

 

答えは下がってきません。どちらも高い位置に陣取り、ロングボールは全て跳ね返されピンチになり

カストロビッリはドリブルで状況を変えようと奔走しますが、サポートはなく奪われまたピンチに。これがモンテッラの作ったリベリのいない3-5-2でした。

 

今回のヴェローナ戦も2週間ありました。プルガル、カストロビッリが出れないことがわかった上での

2週間です。スタメンに代表で合流に遅れた選手は

ペッセッラとミレンコピッチだけです。残り9名は

丸々2週間みっちりと練習することができました。

それでも結果はこれなんです。残念ながら。

 

なにより僕が試合を観てて絶望したのは、選手たちの覇気のなさです。まるで勝つつもりがないような適当なプレー、ボールを失っても追いかけることをせずそのまま歩き出す前線。もしモンテッラがロッカールームで声を荒げて選手を叱る監督だったら

こんなプレーを選手たちはしません。残念ながらモンテッラには求心力がないのです、選手たちになめられてしまっているのです。もう限界なんです。

 

もちろんモンテッラ1人が悪いわけではありません。選手たちにも問題はあります。ただ、やはりチームの結果がでないとき、サポーターの怒りの矛先は

たいてい監督に向きます。加えてあの選手たちの試合の挑み方。モンテッラのマネジメント能力に限界を感じるのは至極当然であると思うのです。

 

シーズンは長いようであっという間です。先延ばしにしていると、必ず後悔します。監督を変えればいいという問題ではないのかもしれません。しかし、このままでは駄目だとだれもが分かっていると思います。目にみえる変化が必要なのだと。

 

僕たちはヴェローナになす術もなく完敗していいチームではありません。花の都フィレンツェを代表する名門フィオレンティーナなんです。過去最悪クラスのスタートを切ったミランを笑ってる状況では

ありません、すぐ真後ろに彼らはきています。ユーベやインテルといった既に残留を確実に決めたようなチームじゃありません、昨シーズンのような心臓に悪いシーズンには二度としてほしくありません。

 

僕たちはただ見守ることしかできません。フロントの英断を期待しております。

 

最後に僕がこれから見てみたいフォーメーションを

紹介して締めようと思います。

 

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モンティエル、みんなが君をまってるよ。

 

 

 

長い文章でしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。ご意見ご感想お待ちしております。